説明 |
著しい反対咬合のとき、矯正治療のみでは、治すことはできず、顎の手術も行って噛みあわせを作ります。顎変形症の症例となり、健康保険の適用となります。ご本人は、前歯で物を噛み切れない。発音がこもる。顎が出ているので気になる、等の症状を訴えます。手術の入院期間は10日間程度です。 |
症例 |
主訴:顎が出ている。前歯がかみ合わない。
診断名:顎変形症(下顎前突、開咬)
年齢: 22歳 女子 |
治療前 |
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治療後 |
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治療内容 |
使用した装置:マルチブラケット、上下顎の第1小臼歯と、親知らずを抜歯
治療期間:2年1か月
費用:全額保険治療、矯正;約25万円、入院、手術;約10万円(自己負担分)
説明:何といっても、横顔が非常に良くなったことと、歯並びが良好になったことを、非常に喜んでおられました。性格も明るくなられました。 |
注意点及びリスク副作用
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手術は全身麻酔で行います。手術時間は約3時間程度、通常は下顎だけの手術ですが、程度が大きいときは上顎も行います。術後1〜2か月は流動食、また口の中にゴムをフルタイムで使用します。術後1年位して、顎をとめたビスを外すため1〜2日の入院が必要となります。また気になる程度ではありませんが軽度な感覚麻痺が3〜6か月程度下顎の皮膚に残ることがあります。 |
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